私に恋を教えてください
柔らかいキス。
「ん……っ」
柚葉は須藤のバスローブをぎゅうっと握った。

柔らかいキスはそのまま柚葉の細い首へと移動してゆく。
気づいたらバスローブの紐は解かれていて、前を緩く隠しているだけになっていた。

「……っふ」
という柚葉のあえかな呼吸。

須藤が胸にそっと手を触れると、外から触れても分かるくらいにその鼓動が激しい。
柚葉はぎゅうっと目を瞑っていた。

「柚葉……俺を見て」
柚葉がそうっと目を開ける。
淡い光の中、須藤が優しい顔で柚葉を見ていた。

「あ……」
「怖い……?」
いつもの須藤だ。

「少し……」
「大事に抱くから。抱かせてくれる?」

「あ……」
その須藤の表情を見ていたら、柚葉はこの人としたい、という気持ちで胸がいっぱいになる。

「駆琉さん、手握って?」
「いいよ」
須藤の左手と、柚葉の右手が絡まる。

「触っていい?」
「はい。触ってください……」
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