私に恋を教えてください
「羨ましいって言ったんだ。うちは祖父も父も溺愛体質で、俺達はそんな中で育ってきているから」
「君も溺愛したいの?」
「さあ……? そこまでの子はいないな。」

「君も溺愛しそうだなあ……。柚葉への対応を見ているとそう思うけど」
「彼女とゆーちゃんとはまた別!」



『少し、話をしてもいい?』
そう言って透悟の方を駆琉は指差した。柚葉は頷く。
駆琉が透悟を追ったのを見て、柚葉は心配になってしまった。

「大丈夫でしょうか……?」
「大丈夫だろう。」
祖父である貴広が含み笑いする。

そのなんでも知っています、というような含み笑いを見て柚葉は膨れた。
「ちゃーちゃん、感じ悪いですわ」

「いや……さすが柚葉だなと思っているよ。面白い人物を連れてきたな、と」
「そう思いますか?」

「思うね。不器用なくらい真っ直ぐなくせして柔軟。強くてしなやかで、竹のようだね。とても好感が持てる。僕がそう思う人はあまりいないね。だからこそ珍しくて面白い」
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