私に恋を教えてください
もっと楽しめるかと思ったのだけれど、そういう意味での楽しみはあまりなくて。
けれどそのひたむきさは、見ていて応援したい気持ちにはなる。
だから気になって、つい出社してしまうのだ。
これが菜都の思うツボなんだろうか?と思いつつ、だ。
「榊原さん」
「はい」
侑也に向けられる、ふわっとした笑顔。
本当に驚くくらい色気はないのに、なにかが侑也の心に引っかかる。
それが何故かは、侑也は深くは考えなかった。
「これ、よろしくね」
と決裁用の書類を、柚葉に手渡しただけだ。
「あと新しく入ったスケジュールと、僕のお客様先にお礼の品を送りたいから、その手配をお願いしたいな。詳細はメールに送ったから、確認してくれる?」
「かしこまりました」
村上侑也は、確かにこの会社の常務ではあるのだが、実はその世界では、中々に有名な人物でもある。
シリコンバレーにある会社から、ヘッドハンティングがあったとか、なかったとか。
今のこの会社の主力商品の一つでもあるシステムについては、実は侑也と、侑也を慕うエンジニア達が作り上げたものなのだ。
けれどそのひたむきさは、見ていて応援したい気持ちにはなる。
だから気になって、つい出社してしまうのだ。
これが菜都の思うツボなんだろうか?と思いつつ、だ。
「榊原さん」
「はい」
侑也に向けられる、ふわっとした笑顔。
本当に驚くくらい色気はないのに、なにかが侑也の心に引っかかる。
それが何故かは、侑也は深くは考えなかった。
「これ、よろしくね」
と決裁用の書類を、柚葉に手渡しただけだ。
「あと新しく入ったスケジュールと、僕のお客様先にお礼の品を送りたいから、その手配をお願いしたいな。詳細はメールに送ったから、確認してくれる?」
「かしこまりました」
村上侑也は、確かにこの会社の常務ではあるのだが、実はその世界では、中々に有名な人物でもある。
シリコンバレーにある会社から、ヘッドハンティングがあったとか、なかったとか。
今のこの会社の主力商品の一つでもあるシステムについては、実は侑也と、侑也を慕うエンジニア達が作り上げたものなのだ。