私に恋を教えてください
それは端から見ても、さくらさんの事がとても大好きで可愛くて仕方ないんだろうなぁと分かるくらいだ。

さくらの方もそれが分かっていて悠真を包み込むように、さらに甘えるようにその愛情を享受している。
見ていてとても理想の夫婦であり、素敵なカップルだ。

「すごく理想。そういう風になろうよ。いつまでも、柚葉のことを愛していたいよ」
「照れちゃいます……」

「本当のことだ。約束、忘れないでほしいな」
それは柚葉のハジメテ、の時にした約束。

『絶対に我慢しないで。嫌な時もいい時も、抑えないで。我慢しないで』

「常にそうであって欲しいんだよ。柚葉一人が無理したり、我慢したりすることは何もない。いつでも相談して欲しいし、いつでも伝えて欲しい」

「大好きも?」
柚葉は駆琉の指に、自分の指をきゅっと絡ませた。

「そう。大好きも」
駆琉はそれを優しく握り返す。

「大好きです」
「うん。俺も大好きだし、ずっと一緒にいたいよ。俺は……柚葉にちゃんと恋愛を教えられた?」

「はい」
「そうか」
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