私に恋を教えてください
「あとでメールするわね。相談はメールでもチャットでも、電話でもなんでもいいことになっているからなんでも相談してね」
春野はテキパキと、そう伝えて腕時計を見た。

「そろそろ執務室に行かなきゃかな。いってらっしゃい」
と柚葉に笑顔を向ける。

「いってきます」
柚葉も笑顔になった。

執務室に向かう柚葉の足取りも、いつもより軽やかだし、ここ最近なかったくらい嬉しい気持ちでいっぱいになった。

直属の上司である村上は、とてもいい人だけれど、社内のことでは分からないこともあるし、春野は親切そうな上司でとても嬉しい。

執務室に入って、郵便物等を整理しながら、柚葉は執務室のパソコンを立ち上げる。

常務用のデスクの横に柚葉用のデスクがあり、一緒にいる時はそこで作業をさせてもらうようになっていた。

自分のパソコンからメールを開くと、早速春野から色々送られてきていて、柚葉はつい笑みが浮かんでしまう。
そして、それをチェックした。

裏年間行事予定表は、主にいつ頃にこんな飲み会がありますというものだった。

──なるほど、だから裏……。
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