私に恋を教えてください
「知ってるかー?きちんとした派遣会社なら、紹介はしない。……んだろうが、今や売り手市場だからな。普通に別の会社にバックれて派遣したりするんだよ」
須藤がギョッとする。
「嘘でしょ?」
「本当なんだな。まあ、バレないからなあ、別に」
そんなことより……と侑也は思う。
「一件落着してよかったなあ。柚葉ちゃんも働きやすくなるだろうし」
むしろ柚葉経由で、柚葉の親族にバレた時の方が怖いと侑也は思っていたから。
柚葉の祖父である榊原貴広はすでに会長職に退いてはいるものの、未だこの辺りの経営者達に大きな力を持つ実力者だ。
「まあ……そうですね」
須藤は久し振りに腕を振るえたわけであるし、侑也と動くのは、心臓には良くないけれど、楽しくないこともない……と思ったのだった。
後日、須藤にミーティングルームに呼ばれた柚葉だ。
基本的にはオープンなスペースなのだが、打ち合わせの内容によっては外から見えると困ることもある。
そのため、外部から見えないように、ガラスはボタン一つで、すりガラス状にすることが出来る仕様になっていた。
それだけでも、柚葉は、緊張する。
須藤がギョッとする。
「嘘でしょ?」
「本当なんだな。まあ、バレないからなあ、別に」
そんなことより……と侑也は思う。
「一件落着してよかったなあ。柚葉ちゃんも働きやすくなるだろうし」
むしろ柚葉経由で、柚葉の親族にバレた時の方が怖いと侑也は思っていたから。
柚葉の祖父である榊原貴広はすでに会長職に退いてはいるものの、未だこの辺りの経営者達に大きな力を持つ実力者だ。
「まあ……そうですね」
須藤は久し振りに腕を振るえたわけであるし、侑也と動くのは、心臓には良くないけれど、楽しくないこともない……と思ったのだった。
後日、須藤にミーティングルームに呼ばれた柚葉だ。
基本的にはオープンなスペースなのだが、打ち合わせの内容によっては外から見えると困ることもある。
そのため、外部から見えないように、ガラスはボタン一つで、すりガラス状にすることが出来る仕様になっていた。
それだけでも、柚葉は、緊張する。