私に恋を教えてください
そして柚葉は首を傾げて、笑顔になる。
須藤はゆっくりと柚葉に向かって歩いていった。
「榊原さん……ちょっと、いいかな?常務、構いませんよね?」
そうやって話しかけた須藤に侑也は頷いた。
「ああ」
何か業務上の連絡事項でもできたのだろうか、と思った柚葉は、素直に須藤の後について行った。
「榊原さん、少しだけ話したいんだけど、いいかな?」
「はい」
会場を出ると、須藤は柚葉の手をそっと取った。
小さくて全部握れてしまうような手だ。
振り切る訳ではないから、嫌がられてはいないのかなと判断する。
手を握ったまま歩いて、須藤はロビーの吹き抜けの上の階に柚葉を連れてきた。
そこはぶどうの房のように釣り下がっているシャンデリアが綺麗に見える場所だ。
ソファが置いてあり、宿泊客や待ち合わせ客がくつろぐスペースなのだろうと思われた。
その手すりのあるバルコニーの一つに、須藤は柚葉を案内する。
そこから見下ろすロビーは、まるで別世界のようだ。
須藤はゆっくりと柚葉に向かって歩いていった。
「榊原さん……ちょっと、いいかな?常務、構いませんよね?」
そうやって話しかけた須藤に侑也は頷いた。
「ああ」
何か業務上の連絡事項でもできたのだろうか、と思った柚葉は、素直に須藤の後について行った。
「榊原さん、少しだけ話したいんだけど、いいかな?」
「はい」
会場を出ると、須藤は柚葉の手をそっと取った。
小さくて全部握れてしまうような手だ。
振り切る訳ではないから、嫌がられてはいないのかなと判断する。
手を握ったまま歩いて、須藤はロビーの吹き抜けの上の階に柚葉を連れてきた。
そこはぶどうの房のように釣り下がっているシャンデリアが綺麗に見える場所だ。
ソファが置いてあり、宿泊客や待ち合わせ客がくつろぐスペースなのだろうと思われた。
その手すりのあるバルコニーの一つに、須藤は柚葉を案内する。
そこから見下ろすロビーは、まるで別世界のようだ。