【完結】打算まみれの恋

「確かに、緋奈さん男の兄弟とかいないもん。初めて見るものは誰だって怖いよ」
「……そうですね」
「でもね、緋奈さんは怖いかもだけど、もとはといえば緋奈さんは緋奈さんのお父さんのから産まれたんだよ。皆、男女関係なく関わりあって生きているんだよ」

 諭す言い方だし、私を元気づけようとしているのはわかる。でも、正直な話一度性的なことはおいてほしい。

「それに俺のは緋奈さんのこと大好きだよ。ひどいこと絶対しないフレンドリーで平和主義だから。ほら……コンニチワ ヒナチャン ハジメマシテェ! セイジクンデェス! コレカラヨロシクネェ!」

 滝永さんはとうとうズボンを脱いだ。コミカルな動きをしている分、よけいに目の前の惨状が際立った。

 これは、本当に犯罪ではないのだろうか。手酷いセクハラを受けている気がしてならない。普通の恋人同士ってこんなことするもの? いやらしいことをする時ってこんな雰囲気というか、こんな性にフランクに接しているのだろうか。
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