今は秘書の時間ではありません
「もう!ご飯食べてきますか?」
「悪いな。ありがとう。」
また頭をかきながら恥ずかしそうにしている。
私は渋々社長を連れ3階のボタンを押した。
社長は部屋に入るなり謝ってきた。
「ごめん、急に来た挙句ご飯食べさせてもらうことになるなんて。」
「仕方ないです。座っててください。」
「昨日のことを謝りたくてきたんだ。それなのにまた重ね重ね謝ることになるなんて。」
なんだかいつものチャラい、おバカな社長とは違い口調も真面目。
呆気に取られてしまう。
「社長が謝ることなんて何一つありません。私の力不足ですのでこちらこそお役に立てず申し訳ありませんでした。」
「力不足なんてことあるわけない。今までのことを説明させて欲しい。」
真面目な顔で私の手を掴みながら話す姿に驚くがまた、グルルルルルル…と地響きが聞こえる。
「アハハハハ。ひとまずお茶とお菓子出しますね。」
頂き物のマドレーヌとコーヒーを出し座ってもらった。
社長は苦笑いをし、いたたまれなさそうにしながらお菓子を食べ始めた。
私はすぐにご飯を炊き始め、キーマカレーに取りかかった。
もともと保存用に、と思って材料はたくさん買ってきたので社長1人の分くらい余裕のはずだ。
シーフードマリネも同時進行で進める。
ご飯が炊け、少しむらしていると全て完成した。
本当はもう少しマリネを漬け込みたいところだが社長のお腹は待ってくれなさそう。
ご飯をよそり、カレーを盛りつけた。
マリネも添え、麦茶を置いた。
向かい合わせて「いただきます」と食べ始めた。
社長は無言で食べ進める。
男の人!っていう豪快な食べっぷりで気持ちがいい。
あっという間にカレーを食べ終えてしまう。
「あの…おかわりされます?」
「おねがい。」
決して少なく持ったつもりはない。私の1.5倍以上は盛ったが足りなかったらしくまた1杯盛った。
凄い食欲。
この細い身体のどこに入るのかしら。
2杯目もペロリと平げお腹をさする。
「美味しかった〜!紗奈ちゃんは料理上手だな。」
「良かったです。」
社長が食べてるのばかり見ていた私はまだ食べ終わらず慌てて口にする。
何故か社長は洗い物を始めた。
社長こんなことできるのね、と些細な事だが勝手に感心した。
「悪いな。ありがとう。」
また頭をかきながら恥ずかしそうにしている。
私は渋々社長を連れ3階のボタンを押した。
社長は部屋に入るなり謝ってきた。
「ごめん、急に来た挙句ご飯食べさせてもらうことになるなんて。」
「仕方ないです。座っててください。」
「昨日のことを謝りたくてきたんだ。それなのにまた重ね重ね謝ることになるなんて。」
なんだかいつものチャラい、おバカな社長とは違い口調も真面目。
呆気に取られてしまう。
「社長が謝ることなんて何一つありません。私の力不足ですのでこちらこそお役に立てず申し訳ありませんでした。」
「力不足なんてことあるわけない。今までのことを説明させて欲しい。」
真面目な顔で私の手を掴みながら話す姿に驚くがまた、グルルルルルル…と地響きが聞こえる。
「アハハハハ。ひとまずお茶とお菓子出しますね。」
頂き物のマドレーヌとコーヒーを出し座ってもらった。
社長は苦笑いをし、いたたまれなさそうにしながらお菓子を食べ始めた。
私はすぐにご飯を炊き始め、キーマカレーに取りかかった。
もともと保存用に、と思って材料はたくさん買ってきたので社長1人の分くらい余裕のはずだ。
シーフードマリネも同時進行で進める。
ご飯が炊け、少しむらしていると全て完成した。
本当はもう少しマリネを漬け込みたいところだが社長のお腹は待ってくれなさそう。
ご飯をよそり、カレーを盛りつけた。
マリネも添え、麦茶を置いた。
向かい合わせて「いただきます」と食べ始めた。
社長は無言で食べ進める。
男の人!っていう豪快な食べっぷりで気持ちがいい。
あっという間にカレーを食べ終えてしまう。
「あの…おかわりされます?」
「おねがい。」
決して少なく持ったつもりはない。私の1.5倍以上は盛ったが足りなかったらしくまた1杯盛った。
凄い食欲。
この細い身体のどこに入るのかしら。
2杯目もペロリと平げお腹をさする。
「美味しかった〜!紗奈ちゃんは料理上手だな。」
「良かったです。」
社長が食べてるのばかり見ていた私はまだ食べ終わらず慌てて口にする。
何故か社長は洗い物を始めた。
社長こんなことできるのね、と些細な事だが勝手に感心した。