忘れないと…ダメ?
「あの…」
『ん?』優しく向けられた笑顔にドキッとしながら、勇気をふりしぼって「帰りは?帰りはどうやって帰るんですか?」と聞いた。
『タクシーで帰るよ』
すると勝手に口が「また会いたいです。一緒に帰りませんか?」と言って急に恥ずかしくなって口に手を当てた。何言ってるの?私。
また会いたいとかダメでしょ?男の人だしましてや保護者さんだし!私のバカー!と頭の中で叫んでアタフタしてると

『へぇー会いたいんだ』と少し意地悪そうに笑う升島さんが居た。
「…え?あ…会いたいというか…会えたら嬉しいな…というか…会えたら幸せだと思う…と言うか…」と小さな声でゴニョゴニョ言っていると
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