追憶とノスタルジ
ハイカブリ
【ハイカブリ】



着飾ればそれは白鳥の如く美しく。

磨けばガラスの様に光輝いている。


プラチナブラウンの髪に花冠。

きらきら透き通る水色ドレスなんて。

なんて、なんて。


「世界で一番君が綺麗なんだ」


僕はドロドロと嫉妬深いのか。


誰にも触れさせなんてしないさ。

汚れがついてしまうからね。


誰にも見せたりなんてしないさ。

君を奪いに来るかもしれないだろう。


誰にも見つからない様に隠してしまおうか。

君が綺麗なままであるために。



「世界で一番の君は…」
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