エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
窪塚の寝顔に私が無意識に触れると同時に、ビクッと反応を示した窪塚がおもむろに瞼をあげてしまったことで。
――あーあ、起きちゃった。
自分で起こしておいて、身勝手にも心底落胆してしまっている私に対し、ぼーっと覚束ない眠気眼を向けたまま不思議そうにパチパチと瞬いている窪塚のとろんとした表情がこれまた可愛いものだったために。
私の胸はズッキューンとなんとも派手にときめいてしまうのだった。
そこへ、追い打ちでもかけるように、寝ぼけてしまっているらしい不思議そうなキョトン顔の窪塚から、寝起き特有の微かに掠れた色っぽい声音で放たれた自分の名前が呼び捨てで飛び出してきたものだから。
「……り、ん?」
もうキュン死してしまうんじゃなかろうかと案じてしまうほどに、胸をキュンキュンとときめかせてしまっていた。