エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
さっきまでの羞恥なんてどこ吹く風で、胸をキュンキュンとうるさいくらいにときめさせてしまっている。
そんなタイミングで話し終えた窪塚になんでもないように返しつつも、私の頭の中ではある考えが蠢いていた。
そのせいで忘れつつあった羞恥までが呼び起こされ、どうしても顔が熱くなってしまう。
「////……へっ、へぇ、そうなんだ」
羞恥を呼び起こすほどのある考えとは……。
今までそういうことを誰かにされたこともさせたこともないと言った窪塚の言葉に。
ーーだったら、してみたいかも。
というもので。
ついこの前まで処女だった私とは違って、こういうことに慣れているだろう窪塚にとって初めてのことなら、その初めての相手が私だったとしたら。
これから先、こういうことをするときとかに、想い出してくれたりするんじゃないのかな?
やっぱり初めての相手っていうのは特別だろうし。
そのときの相手が自分じゃないかもしれないというのは考えたくもないけれど、実際いつまでこんな関係でいられるかなんてわかんない訳だし。
まぁ、偶然だったとはいえ、長年好きだったらしい窪塚に処女をもらってもらった訳だし。
そういう意味では、ラッキーだったのかもしれない。
たとえこの想いが実ることがなくても、そのことは記憶に少しは残っているだろうし。
だったらせめて、ひとつでもいいから窪塚にとっての初めてを共有しておきたいーー。