エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。
そして驚くことに、窪塚は高校三年生の頃に幼馴染みのことを好きだと自覚して以来、ずっと特定の彼女も作らずにいたのだとか。
けれども、お兄さんと彼女が付き合うようになった医大生の頃、少々自棄になったこともあったようで。
彼女のことを忘れるために、何人かの女性と身体だけの、いわゆるセフレのような関係を持っていたこともあったらしいのだが。
そんなことをしたところで、忘れられなかったどころか、好きでもない相手との行為は虚しいだけだし、相手に好きだと言われたりして色々面倒になってきたため、最近ではそういう相手を作ってはいなかったらしいので、窪塚にとっては久方ぶりのことだったのだという。
相当遊んでいるに違いないと踏んでいたのだが、どうやら、遊び呆けていた訳ではなかったらしい。
失恋のことに関しては、冗談めかして話してたこともあり、窪塚がどれほどのダメージを受けてるかなんて、そんなことは分からないが。
結構堪えていたらしいことは、説明してくれてた間、窪塚がふいにどこか悲しそうな表情をチラつかせてた様子から、窺い知ることができた。