エリート外科医の不埒な純愛ラプソディ。

 もう一杯いっぱいで、さっきからやかましいこの胸の鼓動が窪塚に伝わらないようにと、ただただ静かに祈ることしかできないでいる。

 そんな状態の私には、何かを返すような考えも、もちろん余裕なんてものも、もうすっかり霧散していたのだ。

 それをまたもや揶揄い口調で面白おかしく、指摘されたところで、どうすることもできずにいると、そこへ今度は私の顔を背後から覗き込んできた窪塚の揶揄う声が届いて。

「おーい。どうした? なんか言い返してみろよ」
「////……もう……ヤダッ」

 恥ずかしいやら悔しいやらで、泣きそうになりつつも、ヤケクソ気味にそう返した途端。

「お前、可愛すぎ。そんな泣きそうな顔されたら、俺、もうダメだわ」

 何やら苦しげな声音で訳の分からないことを宣言してきた窪塚によって、背後からムギュッと抱き竦められてしまっていて。

 そうかと思えば、背後から包み込むようにして回された窪塚の手によって左胸の膨らみと、足の裂け目へと、それぞれ手を宛がわれていた。

 当然だが、それで済まされる訳がない。

 窪塚の父親も、こんな場面で出されたくはないだろうが、さすがは神の手を父に持つ窪塚。

 そう思わせるような、実に慣れた手つきで、巧みな技を繰り出してきた窪塚にかかれば、ついこの前まで処女だった私など、ひとたまりもなかった。
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