あいにくですが、エリート御曹司の蜜愛はお受けいたしかねます。
激しいディープキスと共に、容赦のない愛撫が始まった。
官能的なキスと巧みな愛撫に、躰が内側からせつなく疼きだす。
気付かないうちに着ていた服が足元に落とされていて、すでに金具が外されていた下着もあっという間に取り払われた。
『やっ!――ダメっ、アキっ……』
反射的に叫ぶと、アキが『ダメって言われると、もっとしたくなるな――』と意地悪に囁く。
『なっ―――!ぁんっ、』
そんな意地悪なことなんて、これまでは一度だって言わなかったじゃない!わたしが『ダメ』って言ったら大人しく引くって約束だってあるのに……!
そんな気持ちが伝わったのか、彼はふとわたしの耳に口を寄せると、艶やかに囁いた。
『何回「ダメ」って言っても聞かないよ。ここはあなたの家じゃないんだから』