私が素直になったとき……君の甘過ぎる溺愛が止まらない



「……遥稀……?」


 気付いた、松尾が。


「聖志、知ってるのか?」


 霧島さんが松尾にそう訊いた。


「小学生の頃からの同級生だよ」


 松尾の視線は。
 私に向いたまま。


「すごい偶然。
 なんか運命感じるな」


 霧島さんはそう言いながら私と松尾を交互に見ている。


 私も松尾も。
 何も言えなかった。


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