双子を身ごもったら、御曹司の独占溺愛が始まりました
「おはよう。星斗(せいと)、星七(せな)」
ギューッと抱きしめると、ふたりは嬉しそうに私に抱き着いた。
優星君と過ごした最後の一夜に授かったのは、なんと双子の赤ちゃんだった。それも男の子と女の子。
最初は産むかすごく悩んだ。だって父親がいないのだから。それに私もしっかりと育てることができるか不安だった。
夢も道半ばで仕事も辞めたばかり。産むこと自体が無責任では? とさえ思った。でも初めて産婦人科医を訪れ、医師に渡されたエコー写真を見たら泣いてしまったんだ。
こんなに小さくて愛しい命が私の中にいると思ったら、産まない選択肢などなかった。
「ふたりとも起きるの早いね。待ってて、今ご飯の準備をするから」
布団を畳んでふたりとキッチンへと向かった。
産む決心をしてからもまたつらい日々だった。優星君に連絡がいってしまったら大変だから両親には相手は告げず、妊娠したことを告げたところ、私の夢を応援してくれていた父は大激怒した。
当然だと思う。口に出しては言われなかったけれど、以前母から聞いたことがある。父は自分の経営する会社を、いずれは私と結婚相手に継いでほしいと思っていると。
それなのに最悪なかたちで裏切ることになってしまったのだから。
産むなら親子の縁を切るとまで言われたけれど、私はそれでも産みたくて家を出た。
ギューッと抱きしめると、ふたりは嬉しそうに私に抱き着いた。
優星君と過ごした最後の一夜に授かったのは、なんと双子の赤ちゃんだった。それも男の子と女の子。
最初は産むかすごく悩んだ。だって父親がいないのだから。それに私もしっかりと育てることができるか不安だった。
夢も道半ばで仕事も辞めたばかり。産むこと自体が無責任では? とさえ思った。でも初めて産婦人科医を訪れ、医師に渡されたエコー写真を見たら泣いてしまったんだ。
こんなに小さくて愛しい命が私の中にいると思ったら、産まない選択肢などなかった。
「ふたりとも起きるの早いね。待ってて、今ご飯の準備をするから」
布団を畳んでふたりとキッチンへと向かった。
産む決心をしてからもまたつらい日々だった。優星君に連絡がいってしまったら大変だから両親には相手は告げず、妊娠したことを告げたところ、私の夢を応援してくれていた父は大激怒した。
当然だと思う。口に出しては言われなかったけれど、以前母から聞いたことがある。父は自分の経営する会社を、いずれは私と結婚相手に継いでほしいと思っていると。
それなのに最悪なかたちで裏切ることになってしまったのだから。
産むなら親子の縁を切るとまで言われたけれど、私はそれでも産みたくて家を出た。