君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~
「それって、舞花の気持ちがまだまだ俺に向いてないって証拠だよな?」
すぐそばで囁くようにかけられた言葉にハッとして顔を上げる。
「へっ! ど、どうしてそういう話になるんですか」
「好きで好きで愛してたら、そんなこと平気で訊こうとしないから」
ずばりそう言われて、『ゔ……』と返す言葉に詰まる。
「違うんです、そうじゃなくて──」
「大丈夫」
私の否定を余裕の笑みと共に遮り、公宏さんは再び私に顔を寄せた。
「これから舞花には、そんなこと知りたくないって思えるくらい俺を好きになってもらうから」
公宏さんが言うととんでもなく破壊力のあるセリフ。それを耳元でダイレクトに受け、私の顔には一気に熱が集まる。
公宏さんはそんな話していなかったように「何を買う?」と買い物に切り替わっていた。