君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~
スーパーでの買い物はなんだかんだで持参したエコバッグふたつを使うほど大量となり、その重い荷物を公宏さんが全て持って帰ってくれた。
袋詰めを終えて手に持つと、「なんのために俺がついてきてるんだ?」と言われてしまった。
今まで日常的に買い物して荷物は持っていたし、幼稚園でも重いものなんていくらでも運んでいる。
これくらい全然大丈夫なのにと思ったけど、お言葉に甘えてお願いした。
夕飯は話し合った結果、公宏さんは私にお任せだと言うので、今晩は家庭料理の定番、鶏の照り焼きをメインに作ることに決まった。
帰宅後、早速キッチンに立って料理を始める。
公宏さんに何か手伝おうかと訊かれたけれど、今日も朝方に帰宅しているし、夜くらい休んでいてくださいと伝えた。
でも、公宏さんはカウンターの向こうから私の料理する姿を飽きずにじっと眺めている。
「あの、そんな観察されていると緊張すると言いますか……」
「あ、悪い。プレッシャーをかけるつもりで見てるわけじゃないから、気にしないで」
「そう言われましても……。私、料理が物凄く得意とかじゃないですし、華麗な包丁さばきとかできないですよ?」
そんなことを言ってみると、公宏さんはプッと吹き出す。