君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~


「ああ、組体操! 大きい子たちのは迫力ありますけど、確かに危ないですよね……」

「打ちどころが悪いとな。そっか、じゃあ舞花もこの時期忙しいな。まだ日中は暑いし、気をつけて仕事しないと熱中症になるからな」


 公宏さんの手が横から私の頭に載ってきて、労うようによしよしと撫でてくれる。

 どきりとしたけれど「はい、気をつけます」と返事をして、少しだけ入っているグラスのビールを飲みほした。


「小学生とかの運動会はなんとなくイメージ湧くけど、幼稚園の運動会ってどんなことやるんだ?」

「そうですね……。普通に徒競走はありますし、あとは学年によっての表現の演目とかですかね。ダンスとか」

「へぇ……」

「あと、親子競技なんかは幼稚園特有って感じですよね。盛り上がるのは年中と年長のクラス対抗リレーで、年長のリレーには途中先生たちが走るんですよ、各クラスに三名ずつくらいで。それがみんな本気で走ってて面白くて」

「えっ、それ舞花も走るの?」

「はい。今年は年長組の担任なので、自分のクラスの走者として走りますよ」

< 162 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop