君との子がほしい~エリート脳外科医とお見合い溺愛結婚~


「公宏さんは、勤務は……?」

「来週は外来にも出るけど、オペの予定が多く入ってたな。何かあればその都度連絡は入れる」

「わかりました。なんか、お忙しそうですね、来週」

「ああ、少し立て込んでいるけど、そういうときもある。舞花は? 通勤、実家にいた頃より少し遠くなったから」

「いえ、特に気にならない程度ですから、大丈夫です」


 遠くなったといっても、時間にすれば五分十分だ。苦になるというほどではない。


「仕事のほうも、特に変わらずで。あ、でも、もうすぐ運動会なので最近はその練習で少し忙しいです」


 毎年、十月の下旬に幼稚園では運動会が開催される。

 夏休みが明けると、子どもたちはその練習を始めるのだ。


「へぇ、運動会。確かに時期だな。体育の日あたりにあるところが多いか?」

「そうですね。幼稚園も学校も、十月か、あと五月くらいにやるところもあったりするみたいですけど」

「うちにもこの時期、たまに運動会の組体操で転落したとかって受診しにくる子どももいたりする。中高生が圧倒的だけど」

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