早く忘れたい話
ふと横を見ると半透明なドアがあり
その奥にさっき見たシルエットが見えた。
あなたの隣にいた女性だ。

女性の後ろ姿を見たまま
後退りをして空を見上げた。

ホテルだった。

呆気にとられた私はその場で
固まってしまった。

ピコン、突然のメッセージが来て
私は手が震えた、差出人はあなた。

"いまからごはん"

それを見て私はその場から離れた。
< 5 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop