最強の男からの溺愛
もちろん、最強と呼ばれる北宮誉は1級で、なおかつ最強なわけだから、1人であちこち任務に行かされている。

「もう1週間あってないよ」

海外の任務も行くから正直彼が今どこにいるかはよくわからない。

毎日連絡は届くけど、任務の内容は話さないからわからない。

「そろそろ、授業だな。また後で」

そう言われて、2人と別れる。

敷地内にある、魔法サポートの事務室に行くのは少し気後れする。

なぜなら、私が東西南北の魔力持ちの伝統的な家の娘で北宮誉の婚約者だからだ。

腫れ物を触るように優しく優しくされるのは少し気を使う。
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