ねえ、気づいてよ……
「あ、2人に言わなきゃいけないことがあるの」
真剣な怜のお母さんの声に、緩んでいた頬を引き締める。
怜も、同じみたいだった。
「怜、あなた、自分で脚の状態、わかるわよね?」
「え、脚?」
驚いて、怜の布団の中を見る。
包帯で巻かれた脚が見えた。
「え、そんな......」
何を言われるか、想像がつく。
「サッカーが、できなくなるかもしれない。って、言われたわ」
「......は?」
困惑した、怜の声。
「ごめんなさい、涼音ちゃん。気にさせるようなこと言って」
「いえ、いずれ、知ることになると思いますし......。ほんとに、出来なくなるんですか?」
あんなに、好きだったのに。
「いいえ、リハビリ次第ではできるようになるそうよ。ただ、とてつもない苦痛が伴うわ」
真剣な怜のお母さんの声に、緩んでいた頬を引き締める。
怜も、同じみたいだった。
「怜、あなた、自分で脚の状態、わかるわよね?」
「え、脚?」
驚いて、怜の布団の中を見る。
包帯で巻かれた脚が見えた。
「え、そんな......」
何を言われるか、想像がつく。
「サッカーが、できなくなるかもしれない。って、言われたわ」
「......は?」
困惑した、怜の声。
「ごめんなさい、涼音ちゃん。気にさせるようなこと言って」
「いえ、いずれ、知ることになると思いますし......。ほんとに、出来なくなるんですか?」
あんなに、好きだったのに。
「いいえ、リハビリ次第ではできるようになるそうよ。ただ、とてつもない苦痛が伴うわ」