強引上司は虎視眈々と彼女を狙ってる【7/12番外編追加】
部長の背中を支えて起きるのを手伝う。

風邪薬3粒を部長の手のひらに出しコップ一杯の水を渡すと、ひょい、と口に入れてゴクゴクと一気に飲み干した。

「熱、測れます?」

「…ん。悪いな三好」

ピピっ、ピピっと鳴った体温計を見れば、38度1分。

かなり高い。

「今氷枕持って来ますから待ってて下さい!」

急いでキッチンから氷枕を持って来る。

タオルを巻き、自分の枕をどかしてそこにそれを置く。

「はいっ、ここに頭乗せて寝て下さい!」

言われるがままに体を横たえながら、

「…お前んち、氷枕あんの?なんか、すっげー懐かしいんだけど…」

と、部長が力なく笑う。

「…私、年に1回だけかなり重い風邪引くことがあって。1人だとかなりしんどいんで、自分で自分を看病する道具、一通り揃えてるんです」

だから粉末のスポドリも桃の缶詰も常備してますし、おでこに貼る冷却シートも常に冷蔵庫に入ってます、あ、後で貼ってあげますね、と部長に布団を掛けながら付け加える。
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