となりの紀田くん
「「ただいまぁー」」
玄関を開けるなり柚が
並べられた靴の数をみて呟く
「何これ?」
や、やばい!!
「こ、これは……えっと、その……そう!友達が来てるの!女の友達!」
「嘘は良くないよ、ゆあ。明らかに女の子の靴じゃない靴があるよね」
「うっ………」
そのまま靴を脱ぎ捨て
物凄いスピードで階段を
駆け上がる
ゆ、ゆず!
止まってぇ!!!
しかし、そんな私の願いは叶わず
同じように階段を駆け上がった
時にはもう遅い
柚が私の部屋のドアを開けて
中のみんなが柚に注目している。
「ゆあ………彼氏はどっち?」
ニコニコ笑顔のシスコン悪魔……
柚くん目が笑ってないです
「ち、違う!彼氏じゃない!二人とも友達だから!」
柚の横を抜けて中に入り
必死に弁解する
「ゆあ、そいつ誰?」
紀田が柚を指差す
「こ、これはね……」
「あんたこそ誰?まさか悠斗?」
私が紀田に答えるより先に
柚が口を開く
そっか!柚には悠斗っていう
彼氏がいることは言ってたけど
別れた事はまだ言ってない
さらに柚は悠斗を
見たことがないから
紀田を悠斗と勘違いしてるんだ
「は?」
紀田が意味わからんとでもいうように、柚に乾いた声を漏らす。
「ち、違う!そいつは悠斗じゃない」
「じゃあ誰?ゆあの何?」
怒りオーラ丸出しの柚
どうしてこうなったんだぁああああ!!!!!