東京血風録4 ダークサイド・イリュージョン
それから、何か事ある毎に真琴は柊一の協力をした。
そして何度目かの仕事を終えた後、柊一は言った。
柊一中学3年生、真琴2年生の事である。
「僕は○○高校へ進学する」
○○高校は、滋賀県にある全寮制の仏門に関連した高校である。そして、
「そこで待つ。君も来年○○高校へ来ないか?」と告げたのだった。
「それはどういう意味?」と、真琴。
柊一は逡巡した挙句、あ、まぁ嫌ならいいけど、と気のない返事。
真琴は。
何も考える事ができなくなっていた。
私は。
私は。

結局、真琴は○○高校へは行かなかった。
龍王院流の手腕に磨きをかけるべく、地元のスポーツが盛んな高校へ進学した。
2人の再会はもう少し先になるのである。

そして、王道家の協力をする為に尽力した。


真琴の意思、そして愛は柊一へ託された。
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