甘々顔KING総長様と地味顔女子
何、稼げるって・・

さくらちゃん中学生だよ?仕事自体、あるの?出来るの?
それに野郎って言われてた人の方は、目がっ・・姐さんて呼ばれてた人と目が似てるって。
それって、まるで総長様とお母様みたいじゃない
だったら、総長様は金になるってコト?何ソレ、

やっぱ考えすぎ。
あの人達の言い方がおかしいんだ
うん、もしかしたら、言葉使いが乱暴なだけで、実は業界用語だったりして、
さくらちゃんはあの容姿だもん、きっと芸能関係とかモデルとかの仕事なのかも。
それだと別に年齢関係ないもんね。

あ、そうだ、
確か・・特別室で、って言ってた、それってそこに居るってコトだよね、
さくらちゃんは確定だけど、野郎って言われてた人が総長様だとは限らない、

でも

・・確かめたいと思っていた。



ん――と、
特別室って・・特別って付くくらい良い部屋ってコトだからぁ
あるとすれば最上階の5階かも、
私は、すぐに階段に向かうと、4階を飛ばして5階へと駆け上がって行った。

さすがに
5階のフロアには無人というわけでは無かった。

どうしよう。

「なんだ?お前」
えっ、
上り切った階段の壁際に居た私はフロアを見渡すことに集中していて、下から階段を上ってきた人に気付かなかった、
やばっ、
思わず、フロアの方へと駆け出してしまい、
「あ?なんだこのガキ」
ひぃっ、
こっちの人達にも思いっきり見つかってしまったっ!!

「あ、あの、私、さくらちゃんの友達で、その」

ちゃんと言えばわかってくれるハズ、
て、思ったのに
「いっ、」
いきなり腕を後ろ側に回されて掴まれた、

「痛っ、あの、本当に私、さくらちゃんの、」
「こいつ、どおする?」
「あ―、面倒くせ、一応、姐さんに聞いてくっか」
私の言葉なんか聞こうともしないで、そんな話をして1人の男の人はフロアの奥へと歩いて行ってしまった。
何なの?この人達、私の腕を掴んでる人も、フロアの奥へと歩いて行った人も、さっきエレベーターの前で見た人達と同じ黒いスーツを着ている
しかも、
「けほっ」
煙草まで。
後ろで手を掴んでいる人が吸ってる煙草の煙が気管に入って煙い、臭い、
我慢できない、
も、もう一度、言ってみよ
「あの、さっきから言ってるんですけど・・」
「ああ?」

「っ!!」

――・・、い、

今まで生きてきた中で一度も聞いた事も見た事もない、
地響きかと思うくらいの低音な声色と、斜め上から見下ろされた目。

それはまさに恐怖で、恐れで、
私の体は身動きが取れなくなっていた。

怖い・・
なんでこんな怖い人がここに居るの
一体、ここは何なの?!

その時、フロアの奥からさっきの男の人が戻ってきた。

「姐さんが連れて来いってさ。」
「は?こんなガキ売れねぇーだろ」
・・え?

「知らねぇけど、とにかく連れて来いって言ってっから」
「ちっ、」
後ろで腕を掴んでいる人は乱暴に腕ごと体を押すようにして私をフロアの奥へと歩いて行かせる

痛い、嫌だ、

なんだか、すごく、もの凄く・・

怖いよっ、
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