甘々顔KING総長様と地味顔女子
ひれ伏す私を引っ張りあげてくれたお兄様は、
椅子へと座らせてくれた。
ああ・・もう情けない
ますますおかしい女と思われた。

「普通はあの脅しだけで逃げるんだけどな。」
「?脅し・・?てたんですか?」
「あ、まぁ、今の俺の話っていうより、蘭さんを取り巻いてた男達を見た瞬間とか。確実に怖がるだろ。」
「あ、ええ、まぁ・・確かに怖かったです。」
「なんで?」
「え?」
「逃げ出せば良かったんじゃないの?それで誰も責めないよ?」

「・・
そうですよね。」

うん、そうだよね、確かにお兄様の言うとおりかもしれない。
でも・・それ以上に

「心配だったし。」

「――!」

「は。はは」
「?」お兄様が笑ってる、また私はおかしいと思われた?


「亜弥、大正解だよ。」

ん?なにがだろ?

「なにがだよ」
「え?」
それは私のセリフ―――って、
アレ?今の声、
振り向くと、そこには総長様が立ってた。


「亜弥~、レントゲン撮ってきた~?どうだった?2本?3本?」
「えっ?えっ?」2本、3本てっ?

「2本。・・折れてた」
「ぶっ」
「え~~~~っに、2本もっ、えっ、折れてたって、あばら骨が2本も折れてたって事?」
「うるせぇなぁ、そうだよ。」
ひ――――っ、それなのに、あんな乱暴に体動かしてたのっ?!!

「ついでに複数の打撲」
「えっつ?!」
その声は総長様の後ろから聞こえてきて

「亮ちゃん、亜弥、入院?」

さっきの馴染みらしい医師さんからで。

「当たり前だろ!3週間は安静だ!」
と、お兄様に怒鳴ってる。

3週間・・か。
そりゃそうだよね、骨だもんね。

「ほら、重病人、病室へ行くぞ、」
そう言って医師の人は早足で歩いて行く

重病人って言う割に雑な扱いである。


「お前の見舞いに来る奴らは皆、ガラ悪いからな、他の患者の迷惑にならないようにここ使え」
と、医師の人に連れていかれた病室は
特に広いわけではないが、個室だった。

「ん、俺もこっちの方が助かる。」
総長様はその部屋に入るとすぐにベッドに座り込んだ。
やっぱり辛いんだろうな・・

「じゃ、大人しく寝てろよ。未那、少し話があるから来てくれ。」
医師の人はお兄様を連れて病室から出て行こうとしてた。

「亜弥」
「あ?」

お兄様は足を止めて総長様を呼んだ

「ここ、壁薄いから気を付けろよ」
と。
ん?なんだろ?騒ぐなってこと?痛みで呻くなってこと?でもそれはしょうがないんじゃ、
・・って?
「え」?
「―――//、っせえんだよ、早く出ていけ!」
総長様の拳がなぜか震えてる
顔も下を向いたまま・・
え、どっか痛むの?

「ははっ、じゃ、まゆちゃん後、よろしく~」
「え、あ、はい。」
お兄様のよろしくって言うのは、多分、総長様の事をちゃんと安静にさせてという意味だと思う。
現にすごく辛そう


お兄様達が出て行った後、すぐに私は「あ、あの、総長様、とりあえず寝てください。」
座っている総長様を横にさせようと近寄った
その、瞬間だった

「え」

後ろ首を掴まれ
近づく・・顔
「んっ、」
んんんんっっ??!!!

ちょっ、

「口、開けろよ」
「ふぇ?っ、――――っつ///!!!」
声を出した、と同時に口の中に入って来たソレは
私の舌に絡みついてくる
え///っあ、っ、こ、この感触って、・・前にも

された・・っ

吸いついてくる舌、絡めてくる舌の動き
「ぅあ・・ん」
あ//声がっ、
―――っ、
総長様を横にさせようとしてたのに、逆に私がベッドの上に寝かされてしまってる

なんなのこの状況は??


「あんま声だすなよ、壁、薄いらしいかんな。」
少し唇を離したかと思うと、そんな事を言ってくる

・・壁・・薄い
ソレ、さっきお兄様が言ってた・・「―――――!!」
えっ、なにソレっ、ソレってまさか、こうゆ・・――
「あっ、ん」
言ったすぐ、また口は塞がれ舌を入れられた

前の時は初めてで、驚いてて、でもなぜか今のように声は出てしまってた
それがどうして出たのかもわからずにいた
でも、今は
意思に関係なく、出てしまうこの声は
「ん、あ」
体中が敏感に反応してるからってわかる。
キスだけでこんなに全身が火照ってる

総長様はすごく奥の方まで舌を入れてきて
それが、さらに私の脳をおかしくさせた。

手が上着の中に入ってくる
あ・・胸・・
え・・下半身にも指が・・

ウソ・・それ以上進んじゃうと
「あ、っ」
足で拒もうとしても、両足の間に総長様の足があって閉じる事もできない
だからその指は容易に私の下着の中へ入ってくる

ピクッ

「あ//」
やだ・・なにこの感覚

総長様の唇が私の口から首元へと移った
首をゆっくり舐め降ろしてくる
「ぅあ――//んっ、」
ハッ!しまった、つい大きな声をっ//

「ばか。」
「えっ、や、そんなこと言ったって//」
って何言い訳してんの私//!
と、同時にグィッと総長様の肩を押してしまってた。

「――っ、」
「え」
総長様の顔が一瞬歪んだ・・
―――あ!!
「ば、バカはどっちですかっ!、あばらの骨折れているのに何してるんですかっ?!」
つか、何するんですか~~~っ//!!

「・・」

「な、なに黙ってるんですか?」

「したかったから。」

「は//?!!な、したっ、したかっ、//ったって//」
しどろもどろである

だ、大体、
「そんな状態で何言ってるんですか!、そーゆー事は他の人とやってくださいよっ」
こんな私なんかじゃなく、
「たまたま、ここに居るのが私だけだからって節操なさすぎ!」
ただの欲求不満解消にするなんて、最低。
私は上半身を起こして足を退くと、ベッドから降りようとした
が、腕を掴まれてしまってる

「だから、安静にし、」
「他の奴とやっていいわけ?」

「ぅ、それは・・」嫌だけど。
でも、「こんな風に扱われるのはもっと嫌。」

「こんな風?」

「・・したいだけでって」う//言ってて恥ずかしい//

「は?」
「え?」なにその反応?


「そんなんだけで俺からせまるかよ」
「へ?」
どーゆー・・?

「もうお前帰れよ、」
「は」あ?
「傷が痛んできた、もう寝る」
「はあ?」ああ??

なんなんですかぁぁ~~~~???!!!この自己中!!

「わかりましたっ!絶対に大人しく寝てくださいねっ!」

さすがに私も頭にきた!
バン!と、思いっきり扉を開けて病室から出て行ってやった。

もお!信じられない!!
人がどんだけ心配したと思ってんの?それなのに、あんな体で、あんなコトし・・
あんなコト・・
うっわぁぁっぁあぁぁ/////
カ―――ッ////
そ、そうよ、も、信じられない//!
私・・
総長様に・・あちこち触られ・・

ひゃややあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!
いやぁぁぁぁあ!!もうお嫁にいけない~~~~~~~!!!
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