BLOOD VAMPIRE



望月先輩に連れられ
見知らぬ場所に辿り着く



倉庫がたくさんあり
私たち4人以外は誰もいない。



なんだか妙な
違和感を感じる…


警戒心を強めながらも
先輩の後に続いた。




すると何かを察知したのか



「なんか、妙な違和感を感じる…先輩には注意しろよ…」



日向がそう言った。



私が日向の言葉に頷くと
先輩が足を止めたーーー。



「着いた…」




「それで話ってなんですか?」



一刻も早く帰りたくて
聞いてみたけれど



無心状態なのか
はたまた私の声が
聞こえてなかったのか



先輩は口を開かない。



「待ってたよ~!」



突然声が聞こえて
倉庫の奥から影が
二つ現れた…



近づいてくるごとに
ハッキリと明確な
シルエットが浮かんできて



完全に姿が現れたとき
彼らが人であることが
分かったーーーーーーー。
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