好きになってもいいですか? ~訳あり王子様は彼女の心を射止めたい~
「私は桜ノ宮創士、現在の桜の宮家当主だ」
現当主、ってことはお母さんの兄弟?
いや、お母さんには男の兄弟がいなかったって聞いたから、
「皐月さんの妹葉月の夫で、君にとってはおじにあたる」
おじさん。
そんな人がいるなんて今まで聞いたこともなかった。
そもそも自分が桜の宮家の縁者だったなんて・・・
「大丈夫かい?温かいお茶でも持ってこさせようか?」
口を開けたままの私を、心配そうに見るおじさま。
「ええ、お願いします」
できれば少し気持ちを落ち着けたい。
そうしなければ心が追いつかない。
それからすぐにおじさまがお茶を頼んでくれて、私はベットから出てソファーに座った。
現当主、ってことはお母さんの兄弟?
いや、お母さんには男の兄弟がいなかったって聞いたから、
「皐月さんの妹葉月の夫で、君にとってはおじにあたる」
おじさん。
そんな人がいるなんて今まで聞いたこともなかった。
そもそも自分が桜の宮家の縁者だったなんて・・・
「大丈夫かい?温かいお茶でも持ってこさせようか?」
口を開けたままの私を、心配そうに見るおじさま。
「ええ、お願いします」
できれば少し気持ちを落ち着けたい。
そうしなければ心が追いつかない。
それからすぐにおじさまがお茶を頼んでくれて、私はベットから出てソファーに座った。