蛙のわたしは彼を愛せるの?
あの時の事を思い出して心がもっと冷えたのを感じた瞬間


電話が鳴った。


彼からの電話だった。


「もうすぐバス停だよね。寝てないかなと思って。」

私は罪悪感を覚えた。


でも次の言葉でその感情は別のものに変わる。

「バスの中なのに電話しちゃった。ごめんね。寝てないならよかった。切るね。」
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