天敵御曹司と今日から子作りはじめます~愛され妊活婚~
その理由に噴き出したけど、子供好きなのはわかる気がした。
彼ならいいパパになりそうだからだ。


「でも前に、ご自分の若かりし頃は生意気だったとおっしゃっていたような……」

「よく覚えてるな。似てるヤツはとりあえず倒しておかないと」

「なんですか、それ」


笑っているうちに車はマンションに到着した。


「ありがとうございました」

「椎名。もっと頼ってこい。まあ、鬼上司にそう言われても迷惑だろうけど」

「鬼っていう自覚があるんですね?」


つっこむと、彼は頬を緩める。


「さっきの子供の話と一緒だよ。椎名は論破したくなるタイプ。でも、そういう骨太のヤツは嫌いじゃない」


子供と一緒って。
だからコテンパンにされるのか、私。

そういえば、私以外に彼と言い合っている人をあまり見た覚えがないような。


「骨太、頑張ります。おやすみなさい」
「うん、おやすみ」


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