今日も君に恋焦がれる
琴音はそっと耳打ちしてきた。



「大丈夫だよっ。葵くんを裏切るようなことはしない」



それだけは絶対。


なんとか退社時刻前には書類を制作できた。



「間に合った〜!もうクタクタ〜。お腹もペコペコ〜」



デスクに倒れ込むようにうなだれていると、「お疲れ様」と琴音。


琴音に視線だけを送ると何か言いたげな顔をしていて…。



「琴音?、」


「多分だけど、葉山さん胡桃のこと待ってる…」



そう言って琴音はチラッとわたしの後ろを見る。
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