今日も君に恋焦がれる
そう声をかけてきたのは柳田。



「は?なんでお前烏龍茶なの?それウーロンハイじゃないよな?」



柳田は烏龍茶を見ながら聞いてくる。



「禁酒してるって」



琴音がフォローしてくれて助かる。



「なんで?また記憶ぶっ飛んだんか?」



と意地悪な笑みを向ける柳田を睨む。


そうこうしていると乾杯の音頭があり、本格的に忘年会が始まった。


美味しそうな物は見るだけ。


まだ体調が完全じゃないから控えていた。


いっときすると疲れが出てきて会場の端の椅子に腰掛けた。
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