白鳥学園、いきものがかり
「お前と俺が?笑わせるなよ。お前みたいなビッチ…誰が好きになるかよ」
谷間を見せるようにしていた美咲は顔を赤らめた。
傑に見て欲しかったはずなのに。これで落とせると思っていたはずの美咲。しかし傑は靡かなかった。
「っ…なんで?病弱な子じゃ…する事も出来ないじゃない。そんな子の何処が良いのよ…」
「俺は純粋に紬を愛してる。お前みたいな猿と同じにするな」
そう言って、また歩き出した。
スマホの画面に映る紬に笑みが零れる。
誕生日の時の写真。笑顔の写真…眠っている写真、着替えさせてる時の写真、下着姿の写真。
点滴に繋がれた写真、吐いている写真、苦しくて泣いている写真。発疹のせいで何度も搔いている写真。拘束された時の写真────────、
「全部、俺の物だ。紬」
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