自殺したらテンプレ異世界転生とかガチで言ってんの?
初めの1歩。宿を出て目に映った景色は俺の興奮を最高点にまで沸騰させた。鎧を来た冒険者、賑わう人々、道の屋台で果物や食べ歩きできる食べ物を売っていたり、見たこともないデカい生き物が馬車を引いている。
「うぉぉぉ!すげぇ!」
「王都の中を見るのは初めてか?」
「そりゃそうだ、王都は俺のところじゃ他国にしかなかったからな。大興奮だ。」
「へぇ、そうかい。王都がないなんて随分と珍しい国だな。」
「王都が無い国って大丈夫なの?失礼だけど少し治安が悪そうね.....」
「実はそんなことはないんだよ、島国だしある程度の秩序は保たれているんだ。」
「なんだかおもしれぇ話だな。」

こんな感じで若干俺の世界についての話を交えながら目的のものを買い揃えていった。

この世界の通貨はアニメでよく見る銅貨、銀貨、金貨に別れる。銅貨100枚で銀貨1枚分、銀貨100枚で金貨1枚分になる。金貨の価値は思ったより高いみたいだ。基本的には銅貨と銀貨で支払いをするが、高額の支払いは金貨で行う感じだった。

「よし、次は武器だな。武器屋に行こう。」
武・器・屋!?この言葉が俺をさらに興奮させた。武器屋なんてロマンと憧れでしかない。
「了解!クリス!」
「んあ?何をそんなに目を輝かやかせてんだ気持ち悪いぞ?」
「あ、すまん。つい....」
今すごく心外な言葉が飛んできたような気がする。
「とりあえず俺たちの武器の新調とお前の装備一式揃えなきゃな。お前の装備はオーダーメイドで好きなのにさせてやるよ。」
「本当か?!ありがとうクリス!」
「ねぇクリス。ついでにショウイチに魔法について教えたらどう?武器屋まで少しあるしちょうどいいと思うんだけど。」
ハンナさん!?今なんとおっしゃいましたか?
魔法?magic(ネイティブ風)?ま・ほ・う?
キタコレーー!!異世界要素ようこそ!またロマンあるものが来たよ。
「是非お教え願いたいです!!!」
「おお....随分と積極的だな。まぁいいぜ少し長くなるが.......」

クリスの話を簡単にまとめると魔法は体内、もしくは空気中に存在している"魔素"を使って発動させるものらしく、魔法を扱ったことのないものはまずは魔素を感じ取ることから始めないといけないらしい。また魔法は詠唱を唱えながら術式の構成を行う必要があるため、高位の魔法ほど扱うのには練習と相当な集中力がいるようだ。ざっとこんな感じだった。



一旦ここで切ります。また書き足します。
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