無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


由妃の言うとおり、確かに俺は一口も飲んでいない。


飲んだとしても、もう冷めてるだろう。


口に含めると、予想通りそれは冷めていた。


それでも……


「ココアも美味しいよ!」


こんな可愛い由妃をたくさん見れたから、来てよかった。


可愛くて可愛くてたまらない。


何度可愛いと思っただろう……


今日だけで、もっと由妃を好きになったような気がした。





夏休みに突入し、実家に帰った俺。


夏休みなどの長期休暇になると、大抵の奴は実家に戻る。


もちろん、学園内に残る奴もいるけど。


それか、少しだけ実家に帰って、学園に戻る奴とか。


俺は基本的学園に帰らずに、実家にいることが多い。


~♪


特にやることもないから、勉強をしていると、スマホが鳴った。


誰だ……?


スマホを手に取って、名前を見てみると由妃からだった。


由妃……


「もしもし」


『もしもし。聖君』


「うん。どうしたの?由妃」


由妃と俺の家は隣だから、会おうと思ったらいつでも会える。


でも、俺は由妃の家に行ってない。


何か、気軽に行けなくなったから。

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