とろけるような、キスをして。
もぞもぞと動いて先生の腕の中から抜け出そうとするものの、何故か先生は私が抜け出そうとすればするほどぎゅっと抱きしめる力を強くする。
ドクドクと高鳴る心臓の音。
規則正しい寝息と、それに合わせて先生の胸が動く。
思っていた以上に筋肉でがっしりとしている腕。
私を抱きしめる、大きな手と引き締まった身体。
……ダメだ。考えれば考えるほど、心臓が激しく動いて破裂しそう。
自分の鼓動の音が頭の中に響いてきて、呼吸も段々浅くなる。
「……んー……」
「っ!」
その時、先生が唸るように大きく息を吐き、私の顔を先生の胸に押し付けるように抱きしめた。
一気に視界が真っ暗になる。放っておけば窒息死してしまうのではないかと、咄嗟に両手をその胸に当てた。
スウェット越しでもわかる、先生の肌は温かくて固い。
そして鼻先が直接触れる地肌から、また甘い香りがした。
呼吸をする度に、ドキドキしているのにどこか落ち着くような、そんな不思議な感覚がした。
……どうしよう。こんなの、もう寝られそうもないよ。
でも、疲れている先生を起こすわけにもいかないし。
でも、ちょっと緊張しすぎて喉渇いたな……。
もう一度どうにか抜け出そうと身を捩る。
すると、動きすぎたのか
「……ん、みゃーこ……?どした……?」
先生が起きてしまった。