とろけるような、キスをして。



「ごめん。起こしちゃった……?ちょっと喉渇いちゃって」


「んー。……大丈夫。俺も喉渇いた……」


「ごめんね。あのまま寝ちゃって」


「んーん。キッチン行こ。早く水飲んでもっかい寝よ……」


「うん」



 寝ぼけた先生は身体を起こした後一度身体を伸ばして、それから私の手を掴んで一緒に部屋を出ようとする。


一人で歩けるけども。そう思うものの、先生は多分まだ半分寝てるから何を言っても無駄だろう。


 先生に連れられてリビングを通ってキッチンへ向かう。


冷蔵庫を開けると、急に明るくなったから目が眩んだ。



「まぶしっ……」



 先生はそう言ってミネラルウォーターのペットボトルを手に取る。それを受け取って、食器棚から取ったコップ二つにミネラルウォーターを注いだ。



「……みゃーこ、いま何時?」


「わかんない。まだ暗いから夜だと思うけど。私のスマホどこだろう」


「あぁ……多分そっち」



 ふわぁ、と大欠伸をしている先生に断りを入れて、コップを持ちながらスマートフォンをとりにリビングに向かう。


テーブルの上に置いてあったのを見つけて、持ってまたキッチンに戻った。


 その頃には先生はもうミネラルウォーターを飲み終わっていて、コップもシンクの中。



「スマホあった?」


「うん」



 頷いて私も飲み干したコップをシンクに入れると、当たり前のように先生は私の手を引く。


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