ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「エリナは寝てしまったのか」

「ああ、相変わらずエリナの料理は大人気で、店の方も忙しいからね」

 ミメットは過保護な子育て狼にそっと子猫を渡した。
 彼は子猫の頭を愛おしげに撫でながら「エリナはそんなに急に大人にならなくていいんだぞ、がんばりすぎないで、ゆっくりゆっくり……いや、むしろ長く、ずーっと何年でも子猫のままでいた方がいいな」と呟き「ルディ、最後ちょっと危ない」とミメットに突っ込まれた。

「それにしても、エリナは小さな身体で毎日がんばっているね。大人顔負けの活躍ぶりだよ、たいした子猫だと感心しちまう。姉貴分のあたしも鼻が高いけど、ちょっとばかりこの子が心配なんだよね」

 と、そこへサランティーナ王妃もやってきた。

「あら、エリナはおねんねなのね。可愛いわ……ベッドに寝かせてあげたいわね。わたくしのお部屋にお泊まりさせようかしら?」

 白くて長い指が、ぷっくりほっぺをツンツンとつついた。

「カルディフェン、たまにはいいでしょ?」

「いや、ダメだ。明日も店があるし……それに」

 子猫はフェンリルの尻尾に包まって寝ないと疲れが取れないからな、と真顔で言う息子に、王妃は「それは冗談なの? それとも本気で言ってるの?」と首を傾げた。

 

 
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