ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「あ、そうだ。ルディさん、わたしたちは屋根の上を飛び回っているから、王都の様子が違った視点で見えるんです。よかったら、警備のお手伝いをしましょうか?」

 動揺したクー・シーを地面に下ろし、辺りを走り回る子犬の様子を見ながらフェアは言った。

「この街を守るお仕事をお手伝いできたら嬉しいんですけど……」

「その必要はない」

 ルディに即座に断られたので、フェアははっとした表情で狼隊長の顔を見上げ、すぐに視線を落とした。

「すみません、わたしったら余計なことを言ってしまって。素人の手伝いなんて、むしろ邪魔ですもんね」

 ルディは「調子に乗ってしまってごめんなさい」という寂しげな笑顔と、白猫の尻尾がしょんぼりと垂れ下がったのを見て、慌てて言った。

「いや違う、フェア、そういうつもりではないんだ! 君の能力の高さはこの目で見てよく知っているし、邪魔だなんてとんでもない。君のように若くて美しい魅力的な女性が、俺の力に、そしてこの王都を守る力の一端になってくれようとするその心意気には感じ入るし、ありがたい申し出だと思う。いや、でも、その、俺が言いたいのは、俺が君を守りたいということで……」

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