ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
 人気のカレーライスが、しかも花祭りだけの特製のものが食べられるとあって、広場にはたくさんに人々が押し寄せていた。
 しかし、料理が次々に提供されるし、セルフサービスでいい香りを放つカレーライスを受け取った客は、野外テーブルに着くなりものすごい速さで平らげるし、予想以上に回転率が速くなり混乱は起きない。

 一皿1.5人前の仕上がりなのだが、食べ終わるとまた列の最後尾に並び直す健啖家もいたため、カレーの鍋はみるみる減っていく。

「ひと鍋終わったわ!」

「了解です!」

「こっちも終わった!」

「出前の予約分は残しておいてくれ」

 簡易厨房はてんやわんやである。

「びっくりカレーは、お子さんに大人気ですよ」

 リサーチをしてきたうさぎのジャンが、エリナに言った。

「ふふふ、よかったです」

「あーん、わたしもびっくりカレーが食べたいわ! 残らないかしら?」

 ルールーが言った。残念だが、完売しそうな勢いなので無理のようである。

「あんな楽しいカレーを思いつくなんて、さすがはエリナね。打ち上げの時にはぜひ食べさせてちょうだいね」

「あ、わたしも食べたいからな、ぜひ頼む」

 ルールーとウィリオ王子から予約が入った。
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