ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
(幽霊……ではないな。あれは確かに実在する猫と子犬だった。だが、ルディには見えて俺には見えない姿というのは不思議なことだ。そういえば、屋根を走る猫の話は、以前ルディから聞いたな。ということは、俺が見えないのではなくルディにしか見えない……ルディにだけ見えるのは、もしやフェンリルだから……え?)
切り替えの早い、いつも通りの狼隊長をちらりと見たヴォラットは、自分の思いつきに動揺した。
(フェンリル、つまり妖精獣にしか見えない女性ってつまり……まさか、今のふたりも妖精獣……なんてことは……)
「どうした、ヴォラット?」
「いや、なんでもない」
(まさかな、ないよな。もしもさっきの子が妖精獣だとしたら、ルディに見抜けないはずがない。そして、あの子がフェンリルであるルディの番だなんてことだったら、こいつがこんなに冷静でいるはずがないだろう。奇跡的に番と出逢えたというのなら家族に報告しているだろうし、当然お目付役的な俺の耳にも入るはずだからな)
当のルディが『仲間の妖精獣に逢ってもまったく気がついていない』というポンコツ狼である、などということは思いもしないヴォラットは、やっぱり自分の目がおかしかったのだろう、という結論に達したのであった。
切り替えの早い、いつも通りの狼隊長をちらりと見たヴォラットは、自分の思いつきに動揺した。
(フェンリル、つまり妖精獣にしか見えない女性ってつまり……まさか、今のふたりも妖精獣……なんてことは……)
「どうした、ヴォラット?」
「いや、なんでもない」
(まさかな、ないよな。もしもさっきの子が妖精獣だとしたら、ルディに見抜けないはずがない。そして、あの子がフェンリルであるルディの番だなんてことだったら、こいつがこんなに冷静でいるはずがないだろう。奇跡的に番と出逢えたというのなら家族に報告しているだろうし、当然お目付役的な俺の耳にも入るはずだからな)
当のルディが『仲間の妖精獣に逢ってもまったく気がついていない』というポンコツ狼である、などということは思いもしないヴォラットは、やっぱり自分の目がおかしかったのだろう、という結論に達したのであった。