ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「ああ、そうなんだ。温泉の湯に浸かると身体がほぐれて、とても気持ちがいいんだよ」

「素敵……」

「温泉たまごも食べられるし」

「にゃん!」

 子猫の反応が可愛くて熊が満面の笑みを浮かべたら、今にも子猫を食べそうな恐ろしい表情になってしまったので、隊員たちは一斉に「その顔はやめてやれ!」と突っ込んだ。
 だが、彼の顔がどう転んでも怖くなってしまうのはいつものことだし、当の子猫は平気な顔をしているので、アルデルンは気にせずに続けた。

「うちの領地は……俺の実家は一応貴族だから領地を治めているんだが、山沿いの自然が豊かな場所にあるんだ。それである日、活動中の山に近い場所で地面が揺れたかと思ったら、熱い湯が湧き上がってきたんだ。今はそこを整備して、温泉が楽しめる観光地となっている。結構たくさんの人がやってくる」

「そういえば、お湯が肌にいいとかなんとかで、うちの母上も何度か訪ねたらしいな。なかなか楽しかったそうだ」

 どうやらサランティーナ王妃のお眼鏡にかなった温泉地らしい。
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