ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
(そっか、いつもは王都警備隊長と思っていたけど、ルディさんはこの国の王子さまなんだよね。王族がお泊まりに来るのは、伯爵にとっては名誉なことなんだ)

 ちなみに、お祭りの屋台巡りの時に、ルールーと一緒に散々振り回したウィリオ王子も、一応はマーレン国の王族なのだが……エリナはすっかり忘れている。

 エリナが並ぶ頭のてっぺんとルディを見比べていると、ルディは慣れた様子で「コースト伯爵、皆さん、頭を上げてくれ」と言った。
 一斉に頭が上がる。エリナは内心で(わあ、息があってる! 素晴らしいチームワークだな)と感心した。

「今日は、部下であり仲間であるアルデルンの紹介でやってきたんだ。まあ、王家の馬車を借りてきてしまったのだが、これは正式な訪問ではないので、気軽に接してくれたらと思う」

「我が愚息を、殿下に仲間と言っていただけるとは!」

 アルデルンの父親であるコースト伯爵は嬉しそうに言ったが、彼も息子同様に厳しくごつい熊なので、喜びを表した表情でも妙に迫力があった。

< 205 / 235 >

この作品をシェア

pagetop