ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「おじいちゃま、いいなあ……」

 今年3歳になる、コースト家の長男の娘(白熊)は、羨ましそうに呟くと、ちょこちょこ歩いてエリナの前に進み出た。

「まあ、ララベル」

 内気な子熊である娘の行動に、母である白い虎の長男夫人が驚いた。

「お姉ちゃま、わたしは白熊のララベルっていうの」

「まあ、なんて可愛い白熊ちゃんなの! お会いできて嬉しいわ」

 もじもじと照れながら、白い熊耳を持った幼女が近寄ってきたので、エリナは嬉しそうに言った。

「とても可愛い熊耳ね。素晴らしくふわふわだわ」

「ありがとう、猫のお姉ちゃま」

 ララベルは嬉しそうに言うと、照れながら白熊の頭を差し出して「撫でて……」と言った。

「もちろんよ、ララベルちゃん。ああ、可愛い、こんなに可愛い白熊ちゃんに会うのは初めて! とても素敵な白熊ちゃんなのね!」

 エリナは大喜びでララベルの熊頭をモフモフ、モフモフ、とモフりまくり、柔らかな耳の後ろをかいてやった。

「お姉ちゃま、好き……」

「わたしも大好きよ、ララベルちゃん。世界一可愛い白熊ちゃんね」

「嬉しいの」

 ララベルはエリナのモフりの虜になって、うっとりと身を任せ、とうとう全身を熊に変化させてしまう。

「なんてことかしら、あの怖がりで人見知りのララベルが獣化するほど心を開いているなんて……信じられないわ……」

 虎の夫人が嬉しそうに言い、幼い白熊をモフる可愛い子猫という愛らしい情景に、皆たまらずに「むふうん」と変な声を出してしまうのだった。
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