ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「お前は! すぐに妹姫たちと遊んでしまって仕事にならないからと、従者を解雇されたんだろうが! いや、そうではなくてだな」

 王子はもうひとつ咳払いをした。

「先程は失礼した。わたしの国では、エリナのような小さな子が料理をするなどということはないので、てっきり見習いかなにかだと勘違いしてしまったのだ」

「そうですか」

 このスカイヴェン国でも幼い子どもが料理人になったりしないので、エリナは寛容に頷いた。

「それで、わたしたちが作るカレーライスについてですが」

「ああ。我がマーレン国は、知っているとは思うが森エルフの国である。我が国には様々な香辛料があり、キノコや木の実なども豊富で、華やかではないが滋味溢れる料理がある。しかし、自慢の配合スパイスは、香りつけにスープに加える使い方しかしていなかった。スカイヴェン国のカレーライスの話を聞き、我が国の食材で美味しいカレーライスが作れたなら、さらに香辛料の市場が賑わうのではないかということになった。カレーライスを作り出した料理人にレシピを考えてもらいたくて、今回わたしが派遣されることになったのだ」
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