ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「ええと、……その」

 仕切り直し、というわけで4人は店のテーブルにつき、ウィリオ王子は咳払いをした。
 エリナは大暴れしてからようやく床におろされたので、もうセラには近づくまいとなるべく離れた椅子に座った。どうやらエルフにとっても子猫の可愛さはツボであるらしい。

 あの後、エリナを救出するためにマーレン国の『王家の秘伝』なるヘッドターバンを使った技で後頭部を再び叩かれたセラは、後頭部をさすりながら言った。

「こんな王子よりも、可愛い女の子の従者になりたかったのに……この店で雇ってくれませんか? わたしはかなりお役に立ちますよ?」

「お断りします」

 ふたりの猫が、声を揃えて返事をしたので、セラはがっくりと肩を落とした。

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